活動報告

かんのニュース★150701――避難ビルの利用方法で住民が協議 グリーンラグーナ甲子園、6200人受け入れ

投稿日 2015年7月1日

南海トラフ巨大地震に伴う津波などに備えて、西宮市に「津波避難ビル」の1つに指定された大規模集合住宅「グリーンラグーナ甲子園」(南甲子園1丁目)の避難ビルとしての利用方法について協議する会合が6月27日、グリーンラグーナ甲子園で開かれました。

会合はこの集合住宅の自治会であるグリーンラグーナ甲子園団地自治会と周辺の甲子園九番町、スーペリアタウン甲子園、中津町、南甲子園などの自治会が主催し、各自治体幹部が出席しました。西宮市によると、市内で避難ビルの利用方法について避難ビルの関係者と周辺住民の代表らが協議したケースは初めてとのことです。

グリーンラグーナ甲子園は14階建ての4棟と共用施設で構成。24時間体制で管理スタッフが常駐し、通常はオートロックになっていて、この集合住宅の住民などの関係者以外は入れません。

会合では、利用方法として
①兵庫県瀬戸内海沿岸部に津波警報や大津波警報が発表された場合と武庫川の氾濫に伴ってこの地域に避難勧告が発表された場合、グリーンラグーナ甲子園の南北3カ所の出入り口を開放し、周辺住民を受け入れる
②避難した周辺住民には4棟の3階以上の通路などを利用してもらう
③災害発生時、館内のエレベーターは使用できない
④理論的には6280人を受け入れることが可能
⑤避難住民は警報が解除されるなど津波の恐れがなくなった場合は速やかに退去し、指定避難所などに移る
などの説明がありました。

この後、グリーンラグーナ甲子園の内部を見学。出席者たちは災害時に開放されることになる出入り口や避難住民が利用することになる通路などを確認しました。

グリーンラグーナ甲子園団地自治会の横山博会長は「グリーンラグーナ甲子園はこの周辺で一番大きな建物であり、避難ビルとして大勢の皆さんを受け入れることが可能です。受け入れ体制を整えることで地域の皆さんが安心して暮らせる環境づくりに役立ちたい」と話しています。

周辺の甲子園九番町自治会の橋本久会長は「グリーンラグーナ甲子園の皆さんにはとても好意的に対応をしていただき、ありがたく思っています。今後とも情報交換や交流を深めていきたい」と話しています。

 津波警報発表時などに開放される
グリーンラグーナ甲子園の出入り口

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